痩せメタボ──体型だけではわからない健康リスク
どんな症状か
「痩せメタボ」とは、見た目は痩せているのに内臓脂肪が多く、生活習慣病のリスクが高い状態を指します。
BMI(体格指数)が正常でも、腹囲が大きく内臓脂肪が蓄積している場合にみられます。
特徴としては:
- お腹まわりだけポッコリしている
- 運動習慣が少ない
- 健康診断で血圧や血糖値、コレステロールの異常を指摘される
「痩せているから大丈夫」と油断しがちですが、動脈硬化や糖尿病、心筋梗塞につながる危険性があります。
原因
痩せメタボの背景には次の要因があります。
- 運動不足による筋肉量の低下
- 高糖質・高脂質の偏った食生活
- 過度なダイエットのリバウンド
- 加齢や女性ホルモンの変化
- 睡眠不足やストレス
特に女性は、見た目を気にして食事制限を繰り返すことで筋肉量が減り、基礎代謝が落ち、痩せメタボに陥ることがあります。
今できる対処法・予防法
- バランスの良い食事:たんぱく質・野菜・良質な脂質を意識する
- 筋トレと有酸素運動:筋肉量を増やし、内臓脂肪を燃やす
- 睡眠の確保:ホルモンバランスを整え、代謝を保つ
- 間食や清涼飲料水を控える:糖質のとりすぎを防ぐ
- 定期的な健診:体重だけでなく血液検査や腹囲の計測
受診の目安
次のような場合は医療機関での相談をおすすめします。
- 健康診断で血糖・脂質・血圧の異常を指摘された
- お腹まわりだけ太っている
- 疲れやすい、体力の低下を感じる
- 家族に生活習慣病の既往がある
検査方法・治療法
- 腹囲測定やCTで内臓脂肪量を評価
- 血液検査で血糖・脂質・肝機能をチェック
- 生活習慣改善が治療の中心
- 栄養指導
- 運動療法(筋トレ+有酸素運動)
- 必要に応じて糖尿病や高血圧、脂質異常に対する薬物療法
まとめ・アドバイス
痩せメタボは「見た目がスリムだから安心」という油断から見過ごされやすいですが、生活習慣病のリスクを高めます。
名古屋市の特定健診や健康指導を活用すれば、早期発見・改善が可能です。
「健診で異常を指摘された」「細いのにお腹だけ気になる」と感じたら、
生活習慣を見直すことが大切です。
監修者
武藤 奈月 先生
武藤クリニック





