骨粗しょう症──骨の健康を守るためにできること

## どんな状態か
骨粗しょう症とは、骨の量(骨量)が減少し、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。
特に閉経後の女性に多く見られ、日本では50歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症にかかっているといわれています。

骨折は寝たきりや生活の質の低下につながるため、予防と早期発見が非常に重要です。

## 主な原因
– 女性ホルモン(エストロゲン)の減少(閉経後)
– 加齢による骨量の減少
– 栄養不足(カルシウム・ビタミンD・たんぱく質不足)
– 運動不足
– 喫煙・過度の飲酒
– ステロイド薬の長期使用

## 主な症状
骨粗しょう症は初期には自覚症状がほとんどありません。
進行すると:
– 背中や腰の痛み
– 身長が縮む
– 背中が丸くなる(円背えんぱい円背えんぱい
– 転倒しやすくなる
– 軽い衝撃で骨折(手首・大腿骨・背骨の骨折が多い)

## 今できる対処法・予防法
– バランスの良い食事:カルシウム(乳製品・小魚)、ビタミンD(魚・きのこ)、ビタミンK(緑黄色野菜)を積極的に摂取
– 適度な運動:ウォーキングや筋力トレーニングで骨と筋肉を強化
– 日光浴:ビタミンDを体内で合成
– 禁煙・節酒
– 転倒予防:室内の段差や滑りやすい場所に注意

## 検査方法・治療法
– レントゲンによる骨密度測定で診断
– 血液・尿検査で骨代謝の状態を確認

治療法には以下があります。
– 薬物療法:ビスホスホネート製剤、SERM(選択的エストロゲン受容体調整薬)、
 活性型ビタミンD製剤など
– 生活習慣改善:食事・運動・日光浴の継続

## まとめ・アドバイス
骨粗しょう症は「骨折して初めて気づく」ことも少なくありません。
特に閉経後の女性は定期的に骨密度検査を受け、早期に予防・治療を始めることが大切です。

名古屋市内には骨粗しょう症外来や検査施設も多くあります。
「年齢のせい」と思わず、骨の健康を守るためにぜひ積極的に取り組みましょう。

名古屋市では「骨粗しょう症検診」を実施しております。
詳細については下記のリンクをご参照ください。

https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/kenkoinfo/1009456/1009484.html

監修者
武藤 奈月 先生
武藤クリニック
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