やせ──見た目だけでなく健康にも影響する状態
どんな状態か
医学的に「やせ」とは、BMI(体格指数)が18.5未満の状態を指します。
日本では若い女性を中心に「やせ志向」が強く、特に20代女性の約2割がやせ型とされています。
見た目では「スリムで健康そう」と思われることもありますが、実際には体力や免疫力の低下、
将来の健康リスクにつながることがあります。
原因
やせの背景には、以下のような要因が考えられます。
- 食事量不足:過度なダイエット、偏食
- 栄養吸収の低下:胃腸の病気、摂食障害
- 代謝亢進:甲状腺機能亢進症など
- 生活習慣:忙しさによる不規則な食事、ストレス
- 体質・遺伝
今できる対処法・予防法
- 1日3食、バランスの良い食事を意識する
- たんぱく質(肉・魚・豆類・卵)をしっかり摂る
- ビタミン・ミネラルを含む野菜、果物を取り入れる
- 適度な運動で筋肉量を増やす
- 必要なら管理栄養士に相談する
受診の目安
- 急激な体重減少がある
- 疲れやすい、風邪をひきやすい
- 生理不順、無月経
- 食欲不振が続く
- 下痢や胃腸障害が長引く
これらがある場合は、内科や婦人科の受診が必要です。
健康リスク
やせが続くと、以下のような問題につながります。
- 貧血、低栄養
- 骨粗しょう症のリスク増加
- 不妊や月経異常
- 感染症への抵抗力低下
- 高齢期のフレイル(虚弱)のリスク増加
まとめ・アドバイス
やせは「美しさ」ではなく、健康に関わる重大なサインです。
特に女性では将来の妊娠・出産や更年期以降の健康にも影響します。
名古屋市内には栄養指導を行う医療機関や保健センターがあります。
「痩せているけど体調がすぐれない」「健康的に体重を増やしたい」と思ったら、専門家に相談してみましょう。
監修者
武藤 奈月 先生
武藤クリニック





