メタボリックシンドローム──生活習慣病の入り口に気づこう

どんな症状か

「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」は、
内臓に脂肪がたまることで、生活習慣病のリスクが高まる状態を指します。
診断のポイントは”お腹まわりのサイズ” にあります。

  • 男性:腹囲85cm以上
  • 女性:腹囲90cm以上

これに加えて、高血圧・脂質異常・高血糖のうち2つ以上が当てはまると診断されます。

症状そのものは目立たないため、放置されやすいのが特徴ですが、
動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中につながる危険性があります。

原因

主な原因は ”生活習慣 ”にあります。

  • 高カロリー食、脂質・糖質の摂りすぎ
  • 運動不足によるエネルギー消費の低下
  • 睡眠不足やストレス
  • 加齢やホルモン変化

特に40〜50代以降の女性は、閉経を境に内臓脂肪がつきやすくなり、
メタボリックシンドロームのリスクが上がります。

今できる対処法・予防法

  • 食事の改善:野菜・魚・大豆製品を増やし、糖質や脂質を控える
  • 運動習慣:1日30分程度のウォーキングや軽い筋トレ
  • 禁煙・節酒:タバコは血管を傷め、アルコールは内臓脂肪を増やします
  • 十分な睡眠:ホルモンバランスを整えるために重要
  • 定期的な健康チェック:体重・血圧・血糖・脂質の確認

受診の目安

次のような場合は医療機関の受診を検討してください。

  • 健康診断で「要再検査」や「要精密検査」と指摘された
  • 腹囲が基準値を超えている
  • 血圧・血糖・コレステロールの数値が高い
  • 家族に心臓病や糖尿病の既往がある

検査方法・治療法

医療機関では、血液検査や血圧測定、腹囲測定で評価を行います。

治療はまず”生活習慣の改善” が基本です。
必要に応じて高血圧・糖尿病・脂質異常に対する薬物療法が行われます。

まとめ・アドバイス

メタボリックシンドロームは、放置すると重大な病気につながる「警告サイン」です。
名古屋市では特定健診や健康相談も実施されており、早期発見・早期改善が可能です。

「まだ大丈夫」と思わず、毎日の生活習慣を少しずつ見直すことが、将来の健康を守る第一歩になります。

監修者
武藤 奈月 先生
武藤クリニック
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