冷え──女性に多い不調のサイン

どんな症状か

「冷え」とは、手足や下半身など体の一部、あるいは全身に冷たさや血流の悪さを感じる状態を指します。
医学的には「冷え性」と呼ばれることもあります。

  • 手足が常に冷たい
  • 夏でもエアコンで体が冷える
  • 夜、足が冷えて眠れない
  • 肩こりや頭痛、腰痛、便秘、月経不順などを伴うことも

冷えは単なる不快感にとどまらず、体の不調のサインである場合があります。


原因

冷えの原因は大きく分けて以下の通りです。

  • 血流不良:運動不足、筋力低下、長時間同じ姿勢
  • 自律神経の乱れ:ストレス、不規則な生活、更年期
  • ホルモンバランスの変化:月経周期、妊娠、更年期
  • 衣服や環境:薄着、エアコンの影響
  • 病気が原因の場合:甲状腺機能低下症、貧血、動脈硬化、膠原病こうげんびょうなど


今できる対処法・予防法

日常生活でできる冷え対策は次の通りです。

  • 体を温める:腹巻きや靴下、カイロを活用
    -体を冷やす冷たい飲み物を避けたり、一度にたくさん飲むのを避ける
  • バランスのとれた食事:体を温める食材(生姜、ねぎ、にんにく、根菜など)を摂る。
  • 適度な運動:ウォーキングやストレッチで血流を促進
  • 入浴:ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、全身の血行を改善
  • 規則正しい生活:睡眠不足やストレスを避け、自律神経を整える


受診の目安

次のような場合は医療機関の受診を検討してください。

  • 冷えが強く、日常生活に支障をきたす
  • 貧血や甲状腺の異常を疑う症状がある(だるさ、体重増加、脱毛など)
  • 手足のしびれ、歩行困難、皮膚の色調異常を伴う


検査方法・治療法

病院では、血液検査やホルモン検査、必要に応じて循環器系の検査を行います。

治療は原因に応じて:

  • 生活習慣の改善指導
  • 鉄剤やホルモン補充療法(貧血や甲状腺疾患の場合)
  • 薬物療法(血流改善薬など)


まとめ・アドバイス

冷えは「女性に多い体質」として片付けられがちですが、体の不調や病気のサインでもあります。
名古屋市内には内科・婦人科・漢方外来など、冷えの相談ができる医療機関が多数あります。

「冷えやすいから仕方ない」と諦めず、御自身で簡単にはじめられる生活習慣の工夫や
早めの相談で、快適な毎日を取り戻しましょう。

監修者
武藤 奈月 先生
武藤クリニック
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