子宮体がん──増加傾向にある女性のがん
どんな症状か
子宮体がんは、子宮の内側を覆う「子宮内膜」から発生するがんで、「子宮内膜がん」とも呼ばれます。
日本では近年増加傾向にあり、特に閉経前後から50〜60代の女性に多く見られますが、若い世代にも発症することがあります。
主な原因
- エストロゲンの影響:排卵のない月経が続くと、子宮内膜が刺激され続け、がん化のリスクが高まります。
- 肥満:脂肪組織からもエストロゲンが分泌されるため、肥満は大きな危険因子です。
- 糖尿病や高血圧
- 未経妊:妊娠・出産経験がない女性はリスクが上がります。
- 家族歴:遺伝的要因(リンチ症候群など)も関与します。
今できる対処法・予防法
- 適正体重の維持
- バランスの取れた食生活と運動習慣
- ホルモン補充療法の長期使用は医師とよく相談
- 定期的な婦人科受診
受診の目安
- 不正性器出血(閉経後の出血は特に要注意)
- 月経不順や過多月経
- 茶色いおりものや膿のようなおりもの
- 下腹部痛
これらの症状がある場合は、早めの婦人科受診が必要です。
検査方法・治療法
- 経膣超音波検査:子宮内膜の厚さを調べる
- 子宮内膜細胞診・組織診
- MRI・CT:進行度の評価
治療は主に手術が中心で、子宮と卵巣・卵管の摘出を行います。
進行度によっては放射線治療や化学療法が併用されます。
まとめ・アドバイス
子宮体がんは、閉経後に発症することが多いですが、生活習慣病や肥満と関連して若い世代にも増えてきています。
不正出血や月経異常を「よくあること」と放置せず、違和感があれば早めに受診することが大切です。
名古屋市内にも婦人科検診や治療を専門とする医療機関があります。
「少しおかしいかも」と思ったら、一人で抱え込まず、医師に相談してみましょう。
監修者
武藤 奈月 先生
武藤クリニック





