不眠症──眠れない悩みが心と体に与える影響
どんな症状か
不眠症は「寝つきが悪い」「途中で何度も目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」「ぐっすり眠れない」といった症状が続き、日中の生活に支障をきたす病気です。単なる「一時的な眠れない夜」とは異なり、慢性的に続くと心身に悪影響を与えます。
不眠のタイプには以下があります。
- 入眠障害:なかなか寝つけない
- 中途覚醒:夜中に何度も目が覚める
- 早朝覚醒:予定よりかなり早く目が覚める
- 熟眠障害:十分な時間眠っても疲れが取れない
原因
不眠症の原因はさまざまですが、主に以下が挙げられます。
- ストレスや心配事
- 生活リズムの乱れ(夜更かし、昼夜逆転)
- カフェインやアルコールの摂取
- 身体的疾患(呼吸器疾患、痛み、頻尿など)
- 精神疾患(うつ病、不安障害など)
- 薬の副作用
今できる対処法・予防法
- 就寝・起床の時間を毎日一定に保つ
- 就寝前のスマホ・パソコン使用を控える
- カフェインやアルコールは控えめにする
- 軽い運動やストレッチで体をほぐす
- 寝室は静かで暗く、快適な環境を整える
受診の目安
次のような場合は、専門的な治療が必要となります。
- 不眠が3週間以上続いている
- 日中の眠気や集中力低下で仕事・生活に支障がある
- 気分の落ち込みや不安を強く感じる
- 市販薬を使っても改善しない
検査方法・治療法
- 問診・睡眠日誌:睡眠習慣や生活リズムを確認
- 睡眠ポリグラフ検査:必要に応じて脳波や呼吸を測定
治療法は以下のとおりです。
- 生活習慣の改善(睡眠衛生指導)
- 認知行動療法(CBT-I):不眠症の第一選択治療
- 薬物療法:必要に応じて睡眠薬や抗不安薬を短期間使用
まとめ・アドバイス
不眠症は、誰にでも起こり得る身近な病気です。放置すると、うつ病や生活習慣病のリスクも高まります。
名古屋市内には心療内科や精神科、睡眠外来を備えた医療機関があります。「眠れない」「疲れが取れない」と感じたら、我慢せず早めに専門家へ相談しましょう。
監修者
武藤 奈月 先生
武藤クリニック





